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窓:ガラスよりもレール掃除がポイント


窓枠がキレイだと部屋全体がキレイに見える

部屋に入って目につきやすいのは、何といっても窓ガラス。カーテンを掛けていない状態であれば、部屋の明るさ=窓ガラスから差し込む光量ですし、窓が汚れていると部屋全体がくすんで見えるようになってしまいます。逆に窓がキレイに掃除されているならば、部屋自体が明るく清潔的に見えるもの。窓掃除は頻繁に、丁寧におこないたいものです。
窓ガラス自体の掃除は、平面な部分なだけにかんたんです。一方で意外と忘れがちなのが、窓枠、サッシの部分。窓ガラスと違って段差や溝、目地がある場合も多く、またガラスに目がいき掃除を忘れてしまいがちな場所です。むしろ窓掃除は、窓ガラス自体よりもサッシやレールの掃除が重要です。これらの掃除を怠ると、窓についた結露が原因となるカビが発生することも多いため、気をつけたいものです。

窓よりもサッシ、レールの掃除を重点的に

窓掃除の最大の難所は、細く、かつ入り組んだ形をしているサッシレール(窓を支える下部の溝)。溝状なのでホコリ、ゴミが溜まりやすく、拭き掃除するのも手が入らないため難しいのが原因です。ガラスを磨いて満足せずに、レール掃除もきっちり仕上げましょう。
レール掃除は、まず溜まったホコリ等を掃除機で吸い取ることからはじめます。通常のノズルでは溝の奥に溜まったホコリを吸い取りにくいので、先が細まったノズルがあるなら、交換して使用しましょう。角の部分などは細いノズルであっても吸い取りにくくなりますので、はけ、ブラシを使ってホコリをかき出しながら掃除機で吸い取りましょう。
ホコリを吸い取ったあとは洗剤を使って拭き掃除をおこないますが、やはり形状から雑巾では満足な拭き掃除ができません。そこで便利なのがブラシ類、とくに面積の広い洗車用ブラシが効果的です。ブラシは毛先の長いタイプの方が細かい角まで洗いやすく、その点でも洗車ブラシは条件を満たします。
使用する洗剤は、50〜100倍に薄めた中性洗剤か、100倍以上に薄めたアルカリ性洗剤。あまり濃い洗剤を使う必要はありません。バケツに水を溜め、その中に少量洗剤を垂らす程度で十分となります。まずはレール全体に洗剤を塗り、しばらく放置したあとブラシでこすり洗いしていきます。こすり終わったあとは雑巾で水拭きし洗剤を取りのぞいていきますが、雑巾でしっかりと拭き取るのはやや難しいので、面ではなく先端、角を押し込んで拭き取っていくなどの工夫をしましょう。
なお、レール部分をしっかりと仕上げてから窓掃除をおこなうと、洗剤や水分などが垂れてふたたび汚れてしまうことがあります。洗剤を塗りつけてから窓掃除、その後仕上げをおこなうなど、レールの吹き上げは窓掃除の最後にしましょう。

窓掃除にはスクイージがあると便利

レールに続いて窓掃除ですが、まずおこなうのがサッシ部分の清掃です。ガラスと接する部分のゴムなどは、カビが生えやすい部分なので、念入りに掃除しましょう。カビが生えてしまった場合は、窓掃除とは別に塩素系洗剤での掃除が必要です。掃除しにくい場所なので、こより状にしたトイレットペーパーに塩素系洗剤を染みこませ、貼りつけてカビを除去するのが効果的です。
窓ガラス&窓枠の掃除は、100倍以上に薄めたアルカリ性洗剤を使用します。サッシと同じですので、バケツで多めに洗剤液を作ってしまえば便利です。
まずは窓枠を雑巾、スポンジなどで磨き上げ、その後窓ガラスにも洗剤を塗りつけていきます。ガラスはあまり強くこする必要はありません。その後は、先端にゴムのついた「スクイージ」があるならば、それで洗剤を取り除いていきます。このときは、まずは横方向、続いて縦方向にスクイージをかけると、取り除きムラが出ずにキレイに仕上がります。
スクイージが無い場合は雑巾による水拭きで洗剤を取っていきますが、この場合も副方向は横→縦がおすすめです。なお、スクイージは水回り、とくに浴室の掃除にもあると便利なアイテムです。用意しておくと便利でしょう。
洗剤を取り除いたあとは、乾いた雑巾でから拭きを忘れずに。しっかりと水分を取り除くと、ガラス&サッシの輝きがガラッと変わります。見栄えよく仕上げるにはから拭きが必須なのです。


 

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