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カビ対策:漂白剤で効果的にカビを落とす方法


清掃の前に「カビを生やさない」予防法を

浴槽につく汚れはカビ、湯あかですが、湯あかは簡単に落とすことができ、また溜まってしまっても清掃は比較的簡単です。やはり問題となるのはカビ、浴槽掃除最大の天敵と呼べるカビ対策は必須です。
カビは他の汚れと違い、付着するのではなく「生えてくる」もの。よって最大の清掃方法は「生やさない」ことです。カビ発生の三要素である栄養(汚れ)・温度・湿度に気を使い、汚れを溜めないこと、換気をしっかりとすることを徹底すれば、予防は可能です。
ただし、どれだけ掃除を繰り返し、換気に気をつかったところで、やはり完璧にカビを防ぐことは難しいもの。浴槽にカビが生えてしまうことは、ある程度は仕方のないことです。カビがしっかりと根づいてしまえば取り除くのは非常に困難となります。予防に続いて、早期のカビ掃除も重要となるのです。

塩素系洗剤の塗りつけでカビを除去

カビに効果を発揮するのは、塩素系漂白剤。カビそのものを分解する効果のある塩素系洗剤を、より効果的に利用する方法を身につけましょう。
ブラシやスポンジに直接含ませてこすり洗いをしても効果はありますが、しっかりとカビを分解させなければ、またすぐに生えてきてしまいます。掃除するなら徹底的に、根こそぎカビを分解したいものです。そこで威力を発揮するのが、洗剤を塗りつけてしまうこと。漬けてすぐこするよりも、塩素系洗剤を塗りつけてしばらく放置することで、カビの内部まで洗剤が浸透し、落としやすくすることができます。
スポンジなどで塗りつけてもいいですが、目地や床と壁の境目などの場合は、うまく塗りつけるのも難しいもの。そんな場合はトイレットペーパーなどに洗剤を染みこませて、カビに直接貼りつけてしまう方法が効果的です。
使用する塩素系洗剤は、5倍程度に薄めたモノが効果的。また貼りつけ&塗りつけ時間は、1時間ほどじっくりと時間をかけるのがいいでしょう。
カビは完璧に落としてしまわないと、残った「根っこ」からまたすぐ生えてしまいます。一度で落とせないようなしつこいカビ汚れには、落としきるまで何度も清掃する根気が必要です。1日でやってしまう必要もないので、日を改めて落としきるまで清掃しましょう。

洗剤を塗るコツは「スポンジで下から」

壁に生えたカビを掃除する場合も、他の場所と同様に塗りつけ&放置が効果的ですが、壁の場合は塗りつけ方にも一工夫必要です。壁は当然ながら垂直ですので、塗りつけた洗剤は下へと垂れてしまいます。壁の上の方から洗剤を塗っていくと、下の方へとどんどん垂れていき、その結果壁の下方に塗りむらができやすくなるのです。
壁に洗剤を塗りつける場合は、下から上へが鉄則です。下から塗っていくことで、むら無く全体に塗りつけることができるようになります。
塗りつける場合に使用するのは、含ませる水分を調整しやすいスポンジか、一気に広い面へ塗りつけられる「洗車ブラシ」がおすすめです。洗車ブラシは毛が柔らかいため水分も含ませやすく、また素材を痛めることもありません。なにより広い面積を一気にカバーできるため、塗りつけ作業そのものを楽にすることができます。
壁以外に、天井を掃除する場合は、手が届かなくて脚立などに乗って作業することになりますが、それだと不自然な体勢で長時間作業を強いられるため大変です。そこでフローリング床の掃除に使う、ペーパーモップ用の柄にブラシや雑巾をつけての作業がおすすめです。これでもやはり大変な作業ではありますが、脚立に乗って手作業するよりは断然楽に掃除することができるでしょう。
天井清掃の場合に気をつけたいのは、洗剤(水分)をつけすぎないようにするということ。あまり洗剤を含ませすぎると、塗っている最中にぼたぼたと垂れてきてしまいます。皮膚に付着すると肌荒れの原因になりますし、口や目に入ったりすれば一大事。垂れない程度の適度な洗剤量を心がけましょう。また清掃時には長袖を着る、ゴーグルをかける(掃除用ゴーグルもホームセンターなどで販売されています)など、皮膚を極力露出させない格好でおこないましょう。


 

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