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風呂、トイレの掃除テクニック

お風呂の床&壁:細い目地は歯ブラシで洗う


壁は「胸より下」が清掃ゾーン

浴室の壁の主な汚れは、飛び散ったシャンプーや石けんが原因となる「石けんカス」です。そしてポイントとなるのは、これらの汚れが飛び散るのは、ほとんどが「胸から下」の高さという点です。壁といっても上から下までの一面すべてを掃除する必要はなく、汚れがつきやすい高さまでを掃除すればいいのです。
壁の高い部分には汚れがつきにくく、むしろ下方になればなるほど汚れが溜まりやすくなります。もっとも汚れやすいのは壁と床の境目で、角になっているためスポンジなどでもこすり洗いがしにくいため、カビが生えやすい部分でもあります。
壁の掃除方法は、スポンジに中性洗剤をつけて、軽くこすり洗いするだけでOKです。浴槽を使用した直後であれば、洗剤をつけずにお湯をかけてこするだけでも、汚れの大半は落とすことが可能です。昼間の掃除であっても、あまり念入りに掃除する必要はなく、浴槽を掃除したついでにこすっておく、程度の認識でも十分なのです。
汚れが溜まってしまった場合は、アルカリ性洗剤を塗りつけてからしばらく放置し、その後こすり洗いをするか、クリームクレンザーをつけてこすり洗いをしてみましょう。

タイル床の目地は歯ブラシでこすると楽

壁や床(とくに床)がタイル製の場合は、細かな目地に汚れが溜まりやすくなり、カビの温床となってしまいます。スポンジなどでのこすり洗いでは、目地の奥までうまくこすることができずに、汚れが溜まってしまうことが多いでしょう。目地を掃除するにはブラシの使用が効果的です。
床掃除にあると便利なのが亀の子だわし。毛の部分が長めなため、目地の奥まで届き、汚れを書き落としてくれます。亀の子だわしに限らず、掃除用のブラシであればなんでも床掃除には適しています。
目地にカビが生えてしまった場合は、カビの部分をピンポイントでこすり落とす必要がありますが、その場合に便利なのが「歯ブラシ」です。ブラシの面積が小さいため、通常の床掃除にはあまり適していない歯ブラシですが、カビ取りの場合はカビ部分のみをこすれれば問題はありませんし、持ちやすい柄がついている分他のブラシよりも使いやすくなるのです。
カビを取るには塩素系洗剤を5倍程度に薄めたものを、歯ブラシにつけてこすり洗いします。こする前に、直接洗剤を塗りつけて10分ほど放置しておくのも効果的です。またカビの程度がひどい場合は、こより状にしたティッシュペーパーやトイレットペーパーを洗剤に漬け、目地に沿って貼りつけて1時間ほど時間を置くといいでしょう。その後に歯ブラシでこすり洗いをすれば、カビを落としやすくなります。

排水溝の掃除で悪臭を防ぐ

お風呂場の排水溝には、塗れた髪の毛が付着したり、溶けてしまいべとべとしやすい部分です。放っておくと悪臭を放つようになるため、こまめな掃除が必要です。
毎日したいお手入れとして、お風呂を使用したあとに排水溝のゴミ受けに溜まった汚れを取り除くこと。臭いの元になる髪の毛を取り除いておくだけでも、汚れの度合いは断然違います。
また1週間に1度程度は、ゴミ受けなど取り外せる部品をしっかりと洗浄しましょう。編み目部分などが多いので、歯ブラシによるこすり洗いが効果的です。洗剤は薄めたアルカリ性洗剤か中性洗剤を使用し、また汚れがひどい場合は100倍程度に薄めた塩素系洗剤に浸け置き洗いをしましょう。


 

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