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換気扇:分解%漬け置き洗いが効果的


キッチン掃除最大の難関、換気扇攻略!

キッチンでもっとも掃除するのが大変なのが「換気扇」。換気扇の汚れは、ほぼすべてが油汚れ。毎日使うウチに油汚れが何重にも重なっているため、半端な拭き掃除程度で落とすことはできません。また形状も複雑で拭き掃除自体も難しく、きっちりと掃除するためには分解する必要があります。またファンの部分だけではなく、換気扇内部にも油汚れは溜まっています。こうなると本体部分の取り外しが必要となり、掃除するだけでも一苦労。自分で掃除することができず、外注ハウスクリーニング業者を利用している方も多いようです。
確かにきっちりと掃除しきることは難しいですが、時間をかけて根気よく掃除すれば、キレイにすることも可能です。少なくとも、年に1度は念入りな換気扇掃除をおこないたいものです。

分解しての浸け置き洗いで油汚れを落とす

換気扇掃除のポイントは、取り外せる部分はすべて取り外しての徹底的な清掃です。取り外したあとも、掃除の過程で周囲が汚れやすくなるため、キッチンではなくお風呂場やベランダなどでおこなったほうがいいでしょう。
換気扇の油汚れはとにかく頑固なので、それらを取り除くには濃いめの洗剤による浸け置き洗いが必須です。5倍程度に薄めたアルカリ性洗剤に部品を漬け込みましょう。また水よりもお湯を利用した方が、汚れを緩めやすく効果的です。
換気扇には4枚羽根型のものと、ドラム式ファンを使用しているものの2種類がありますが、どちらも浸け置き洗いが基本となります。とくにドラム式ファン(シロッコファン)タイプは拭き掃除が難しい形状をしているため、浸け置き後にブラシでこすって洗うことになります。
ファンを回すモーターがついている本体部分も洗う場合は、浸け置き洗いができません。よってモーターに水が入らないようにラップでくるむなどしたあとに、洗剤を塗りつけて1時間ほど放置し、汚れを十分にゆるませてからこすり洗いしましょう。換気扇の形状によっては手を入れにくい部分もあると思いますが、そんな場合は歯ブラシを利用するか、割り箸など棒状のものに布を巻きつけてこするなどの工夫が必要です。
あまりにも汚れがひどい場合は、1度の清掃では汚れを落としきることができないことも。そもそも頑固な油汚れが積み重なっているだけに、1度でキレイにならなくとも仕方はありません。日を置いて何度か繰り返すなど、長期戦も覚悟しておきましょう。

緩めた汚れをこそぎ落とす!

油汚れを落としやすくするために、浸け置きする前にへらなどで汚れに傷をつけておくことも有効です。傷の部分から洗剤が染みこみやすくなり、ただ漬けておくよりも高い効果を得られるでしょう。
また、へらをつかって汚れをこそぎ落としてしまってもかまいませんが、その場合は部品に傷をつけてしまわないように注意しましょう。故障の原因となる場合もあります。
苦労して換気扇を掃除しても、使っていてはまたすぐに汚れてしまいます。汚れをつきにくくする裏技として、羽根型の換気扇であれば、羽根部分にフィルターを貼りつけてしまうというものがあります。透明なシート式の換気専用フィルターは、ホームセンターのお掃除コーナーなどで入手することができます。汚れたら羽根から破がして新たなフィルターを貼りつければOKで、掃除の手間を大幅にはぶくことができます。
他には換気扇の前面に取りつける「換気扇カバー」なども販売されています。こちらは汚れ自体をカバーのフィルター部分である程度吸収してくれるため、換気扇自体が汚れにくくなるというものです。とはいえまったく汚れなくなるわけではないため、やはり定期的な清掃は必要となります。


 

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