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台所、水まわりの掃除テクニック

シンク:時間をかけての掃除がポイント


水打ち&塗りつけでぬめりを落とす

シンクの汚れの特徴は、水あか、油汚れ、カビ、食品や調味料の残りカスなど、様々な汚れが複合しているということです。台所は毎日使う場所ですし、朝昼晩の調理を欠かさないような家庭では、放っておくと汚れがどんどん積み重なってしまいます。毎日の簡単な掃除&週1回程度のしっかりとした掃除をおこなえば、清潔なキッチンを保つことができるでしょう。
毎日おこないたい簡単なシンク掃除は、手間をかけずにおこなえるスポンジによるこすり洗いが効果的です。単純に洗剤をつけたスポンジで洗うのではなく、まずは全体に水打ちしてしっかりと湿らせ、その後スポンジに含ませた洗剤を塗りつけしばらく放置する。そのあとにこすり洗いをすれば、洗剤が汚れを十分に浮き上がらせてくれるため、汚れ落としもかんたんにできます。この方法だと力を入れてのこすり洗いも必要なく、軽くこするだけで問題ないので、お手軽に掃除することができるのです。
この掃除を毎日おこなえば、水あかなどのぬめりが残ることはないでしょう。
使用する洗剤は、台所用洗剤に多い「中性洗剤」がおすすめですが、「アルカリ性洗剤」を水で薄めて(15〜20倍程度)使用しても問題ありません。汚れの程度がひどい場合は、油汚れに強いアルカリ性洗剤の方が効果を得ることができます。

しつこいぬめりにはクレンザーでこすり洗い

しばらくお掃除をさぼってしまった場合などは、シンクがぬるぬるとぬめる汚れが落ちにくくなってしまいます。そんな場合は液体洗剤ではなく、クリームクレンザーを使ってのこすり洗いで汚れをこそぎ落としましょう。
汚れを分解する液体の中性〜アルカリ性洗剤とは異なり、クリームクレンザーはその研磨力が特徴です。性質自体は弱アルカリ性ですが、汚れの分解能力よりも汚れをこすり落とす力に長けています。シンクのぬめりの正体は、水あかやカビなどです。この汚れが落ちにくくなるということは、シンク表面に汚れが堆積しているということ。溶かして落とすには時間もかかるため、こすり落としてしまう方が効果的なのです。
クレンザーによるこすり洗いは、スコッチブライト(スポンジの堅い部分)や金タワシでおこないます。しかしあまり力を入れてこすると、シンクの表面に傷をつけてしまいます。洗剤自体に研磨力があるため、タワシにあまり力を入れる必要はありません、タワシの一点に力を込めるのではなく、タワシの面全体を利用しこする感覚で洗いましょう。ゴシゴシとこするのではなく、程よい力を込めて何度もこすった方が効果的です。

排水溝の嫌な臭いは浸け置き清掃が効果的

シンクでもっとも掃除しにくい部分が「排水溝」です。奥まで掃除するのは専用のブラシなどがなければ難しいため、カビなどの温床となり嫌な臭いを発することも多いです。汚れを溜めてしまう前に、こまめなお掃除が効果的となります。
掃除の方法は、まず排水溝表面にある余ゴミ受けやゴミ受けカゴなどを取り外し、スポンジやブラシでこすり洗いします。このときあると便利なのが歯ブラシで、編み目の多い余ゴミ受けなどの場合は隙間まで洗うことができます。使用する洗剤は、シンクと同じく中性洗剤か薄めたアルカリ性洗剤です。
排水溝の中には手が届かないため、専用の排水溝ブラシがあるならそれを使用しましょう。歯ブラシで代用することも可能で、その場合は何本かまとめて円状にこすることができるようにしておくと便利です。排水溝の中の汚れはシンクと比べ激しいため、他の部分を洗うブラシとは別にしておくことをおすすめします。
また、月に1度程度は、取り外せるパーツを塩素系洗剤で浸け置き洗いしておきましょう。雑菌が繁殖しやすい部分なため、殺菌効果の強い塩素系洗剤に漬けてしまえば、ぬめりやカビが繁殖しにくくなるのです。とくに夏場には、浸け置きの頻度を週2回程度に増やしておきたいものです。食品をあつかう場所だけに、衛生面にも気をつかいましょう。


 

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