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床&壁:油はねやカビを見逃すな!


細かな目地の汚れを落とすには?

シンクから跳ねた水しぶきや調理時の油はね、吹きこぼれ、そして食べ物カス。キッチンの壁や床は、リビングよりも汚れやすいポイントです。やはり定期的な清掃が必要となります。
汚れの種類はキッチンと同じですので、効果を発揮するのはアルカリ性の洗剤です。ただし拭き掃除をする前には、掃除機での吸い取り掃除をおこなっておくと効果的です。食べ物カスなどはもちろん、床にはホコリなども溜まっています。掃除機掛けをせずに拭き掃除をはじめると、汚れを引き延ばしてしまうことになります。まずは掃除機、その後拭き掃除がキッチン床の清掃の流れとなります。
ホコリ等を吸い取ったあとは、洗剤を使った拭き掃除。アルカリ性洗剤を50倍以上に薄めたものを使用します。塩ビ製の床であれば水に濡らしても問題はないので、まずはスポンジで水を塗りつけ、その後洗剤で磨いていきましょう。あまり水に濡らすことのできない木製の床であれば、水分量を減らすなどの調整をしましょう。洗剤で油汚れなどを落としたあとは、絞った雑巾で水拭き仕上げを。洗剤をきっちりと拭き取らないと、掃除後にホコリが付着し別の汚れとなってしまいます。べとつかないように水拭きをしたあとは、乾いた雑巾でから拭きすればOKです。
壁の汚れも基本的には床掃除と同じ手順で問題ありませんが、あまり塗りつける水分量が多いと、ダラダラと垂れてきて後始末が大変になるので、気をつける必要があります。スポンジに水を含ませ少しずつ湿らせていけば、水を漬けすぎて垂れてくることもないでしょう。また、ムラなく塗りつけるには、下から上へと塗りつけていくのもポイントです。

カビを落とすには塩素系洗剤で

タイル壁の目地に生えたカビなどは、アルカリ性洗剤でこすり洗いしても落としきることができません。効果的なのは塩素系洗剤ですが、場所が壁だけに大量につけると流れ落ちてくるため、汚れに染みこませるのも大変です。
そこで効果的なのが、洗剤を染みこませたティッシュペーパーなどを汚れに直接貼りつけてしまう方法。10倍程度に薄めた塩素系洗剤をこより状にしたティッシュに染みこませ、目地にそって貼りつけてしまいます。その後1時間程度はそのままにしておき、洗剤がカビを分解しきったところで水拭き仕上げをしましょう。
この貼りつけ法は水分をまき散らすこともなく、洗剤の効果を最大限に発揮させることができる便利な掃除法です。浴槽やリビング、窓ガラスの目地などにも使用することができるので、覚えておきましょう。

汚れる前の予防策もしっかりと

使用頻度の高いキッチンだけに、汚れる頻度も高いもの。そこで、汚れてから掃除をするのも重要ですが、汚れにくくする「予防」も必要となります。
床であれば、効果的なのは「ワックス掛け」をするということ。掃除した直後のキレイな床にワックスをかけてしまえば、その後の汚れもこびりついたり染みこんだりしなくなりますし、床の素材を痛めずにすみます。壁であれば、水と熱に強い素材の壁紙やシートなどを貼りつけてしまってもいいでしょう。年に1〜2度、汚れてきたらシート自体を交換してしまうことで、綺麗な壁を保つことができます。表面を覆ってしまっているため、目地にカビが生えることもないため、キッチンの清潔感も高く保てるのです。


 

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