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掃除をする前に知っておきたい基本テクニック

万能洗剤「水」の活用法


水で落ちない汚れはない!?

汚れを落とすには洗剤が効果的ですが、洗剤がなければ汚れは落ちないというワケでもありません。頑固な汚れや油汚れには、やはり洗剤を使用するのが効果的ですが、大部分の汚れは水のみでも落とすことが可能です。
水には、それ自体に汚れを溶かし、また浮き上がらせ、落とす効果を持っています。水をはじいてしまう油汚れにはあまり効果が期待できませんが、それ以外の汚れは水拭きするだけでも効果があります。油汚れにしても、効果が「薄い」だけで「ない」ワケではないため、根気よく水拭きを繰り返せば落とすことも不可能ではありません。水は「万能の洗剤」と呼んでもよいでしょう。

洗剤を使う前の「水打ち」が効果的

洗剤が汚れを落とすメカニズムは、界面活性剤が「水と油」をなじませ、汚れ(油)を水の中に浮き上がらせてしまう効果を利用するモノです。それだけに、汚れに直接洗剤を塗りつけてこすっても、あまり効果は得られません。洗剤の効果を最大限に発揮させようと思ったら、汚れとなじませるための「水」が必要なのです。
そこで威力を発揮するのが、汚れている部分への「水打ち」です。まず掃除する部分全体に水をかけるなどして湿らせて、そのあとに洗剤を使ってこすり洗いをすれば、いきなり洗剤を塗りつけるよりも高い洗浄効果を発揮します。
台所のシンクやお風呂場など、直接水をまいても問題ない場所であれば、全体をまんべんなく濡らしてからの掃除が効果的です。台所でもレンジまわりであったり、また室内の家具や床など水をまけない場所であれば、水を含ませた雑巾やスポンジで湿らせてからの清掃をしてみましょう。まず濡らし、そのあと洗剤。最初の水拭きで汚れが落ちるならそれでも問題ありませんし、水だけでは汚れ落ちが悪い場合は洗剤を使う。「水打ち」を上手に利用すれば、掃除はぐっと楽になるのです。

仕上げの水拭きが輝きを増す!

まずは水打ちをし、その後洗剤を使用して掃除をする。ここで最後に一手間かけて欲しいのが、仕上げの「水拭き」です。
洗剤を使ってしっかりと掃除をしたのにもかかわらず、あまりキレイになった感じがしない。そんな場合の原因は、掃除した部分の表面に洗剤が残っているからです。台所のシンクなどならば仕上げに水を流すでしょうが、床などはそうもいきません。洗剤のついた雑巾などで拭いたあとは、どうしても洗剤が拭き取りきれずに残ってしまうのです。大量の洗剤を使った場合などは、掃除した部分がべとついたりすることも。せっかくの掃除も台なしになってしまいかねません。
最後に洗剤のついていない雑巾で水拭きをすることで、拭き取りきれなかった洗剤を取り除くことができます。この一手間があるかないかで、掃除した部分の輝きがガラッと変わるのです。
最後にきっちりと水拭きしたい部分、つまり輝きが鈍くなりがちな部分は、窓ガラス、鏡と水道の蛇口。金属やガラスは光を反射する部分なだけに、文字通り輝き具合が変わり、見た目にも「キレイになった!」と感じることができるでしょう。
念を入れるなら、水拭き後に乾いた雑巾によるから拭きもしたいところです。ガラスなどは水拭きしたままの場合、ホコリなどがついてすぐ汚れてしまいがちです。から拭きで水分を拭き取っておけば、長く輝きを保つことができるのです。


 

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